アイ・ウェイウェイ展 -森美術館-

昨年の夏〜秋にかけて、六本木ヒルズの「森美術館」で開催されていた

「アイ・ウェイウェイ展 〜何に因って?〜」を今回、このブログでご紹介させて頂きます。

アイ・ウェイウェイさんは現代中国の美術家であり、建築など様々な活動をしている方です。

北京オリンピックでもその才能を生かし、スタジアムを手がけたそうです。

きっかけは特になく、はじめは開催されているものを見に行っただけなのですが

本当に圧倒されてしまいました。

写真撮影が可能だったのでたくさん撮ってしまいました。

まずは「真珠」

真珠が大きな器にたくさん盛り込まれているんです。

そして、その器は対照的に2つ。1つでも、3つでもなく、2つというこだわり。

こちらは中央の穴が中国の地形をしている丸太の作品。

なんとこちらは釘や接着物などを一切使わず、木と木の組み合わせで作られています。

この繊細な作品にもすごく圧倒されました。

続いて「月の箪笥」

全体像の写真がないので…分かりにくいと思いますが、

こちらは箪笥がいくつも並んでいてその箪笥にそれぞれ穴が空いているのですが

穴を覗くと写真のように微妙な穴のずれが作用して月の形に見えるんです。

はじめ覗いた時には「?」となってしまったのですが(笑)題名を見て気付いた時には

「すごい!」と声に出してしまうほど感動しました。

最後にこちらは有名だと思いますのでご存知の方も多いかもしれません。

「FOREVER」

中国の自転車メーカーの「永久社」(フォーエバー社)の自転車を組み合わせて作られた円。

こちらにもやはり圧倒されてしまいました。

ひとつひとつの作品への想いがこちらにも伝わってくるんです。

そして、無駄がないんですね。本当に必要なものを必要なだけ。

なのでダイナミックな作品でも洗練された雰囲気が漂っていて、時間を忘れてしまうほど見てしまいます。

一目でアイ・ウェイウェイさんの作品に惚れ込んでしまいました。

皆様も機会がありましたら是非、アイ・ウェイウェイさんの作品を見てみてください。

そして、私も何度も足を運んでいる「森美術館」ですが

今はアイ・ウェイウェイ展ではなく、

「六本木クロッシング2010展〜芸術は可能か?〜」 と「ジュール・ド・バランクール」を開催しているそうです。

こちらもすごく面白そうなので、是非見に行ってみたいと思っております。

「美術館に行くとセンスが上がる」という話がありますので、

皆様も休日に自分磨きも兼ねて、美術館などに足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

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