それが原因で髪全体のダメージが進み、退色が進んでしまいます。
またリタッチ式で根元だけ染めたとしても、シャンプーの際に毛先にも根元の染料が届き、
毛先も根元も両方傷んでしまいます」
手軽で安価のホームカラーは、色落ちの面を考えると必ずしもコストがかからない、とはいえないようです。
②施術日にシャンプーをする
「意外と知られていないのが施術日当日のシャンプーです。
お風呂に入って髪が濡れたからと、ついシャンプーをしてしまいがちですが、これが色落ちを加速させる原因なのです。
薬剤で大きく膨らませた髪の中に色の粒を入れるのが、ヘアカラーの仕組み。
色の粒は約30分で安定し、色が染まります。
しかし、施術日当日はまだ髪が膨らんでいる、いわゆる水に馴染みやすい状態なので、
水やシャンプー剤に触れると流出しやすくなるのです。
そのため、大切なヘアカラーだけでなく、たんぱく質など髪内部の重要な成分も流れ出てしまうのです」
暑い季節などは、少しでも汗ばむと髪を洗いたくなるでしょうが、ヘアカラーをした当日は我慢しましょう。
③硫酸系シャンプーを使う
「シャンプーで最も大切なのは洗浄成分です。この種類によって退色の度合いは劇的に違います。
いくらドラッグストアでヘアカラー用、ダメージヘア用と書かれていても、
成分表示の中にラウリル硫酸、もしくはラウレス硫酸と書かれているシャンプーは、
ヘアカラーを褪色させてしまいます。
少しでも長持ちさせたいのならば、パッケージやCM、ボトルイメージ、香りには惑わされずに硫
酸系シャンプーを避けるようにしましょう」
シャンプーを選ぶときには、表よりも裏の成分表示をしっかり熟読して選ぶようにしましょう。
④紫外線対策をしない
「自動車のタイヤも4~5年もするとゴムがボロボロになっている事がありますが、その大きな原因のひとつは紫外線です。
同様に髪も紫外線により表面の鱗であるキューティクルにダメージを受け、
それゆえに褪色にも繋がる大きな一因となるのです。
紫外線対策のヘアスプレーを利用することで、紫外線による色落ちを防ぐことができます」
紫外線が強い時期は、ヘアスプレーをいつものヘアケアにプラスしておいたほうが、
色落ち防止に効果的です。
いかがでしたか? 簡単な説明ではありましたが、カラーを褪色させず、長持ちさせる方法です。
このブログを参考に、染めたてのヘアカラーを少しでも長くキープしてくださいね。
Blog:小松祐介ブログ
Luxeスタイリスト小松祐介